バイオマスとは、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、エネルギーや物質に再生が可能な、動植物から生まれた有機性の資源(石油や石炭などの化石資源は除かれます。)のことで、具体的には、農林水産物、稲わら、もみがら、食品廃棄物、家畜排せつ物、木くずなどを指します。(農林水産省発行パンフレットより一部抜粋) 原田佐渡島ファームのバイオマス農業では、農産物(お米)が生産され、その際に排出される一次資源(わら)を動植物(牛)を利用し、さらにそこから得られる二次資源(牛糞)を有機肥料として利用しています。これが循環型農業の基本となるものと考えています。 米糠の活用 玄米を精米した時に排出される米糠を田んぼや畑の有機肥料として使用しています。米糠には、まだ栄養分が残っており、土壌に散布する事で、土壌に生息する微生物の動きを活発化します。微生物から排出される有機物で土壌を密度の濃い有機質へと変えてくれます。 もみがらの活用 田んぼには畑に撒き土壌と馴染ませることで水捌けを良くしたり、野菜を植えた畦にかぶせることで、雑草の成長を抑えるマルチの効果があります。 わらの活用 原田佐渡島ファームでは、バインダーで刈り、天日乾燥で乾かし、脱穀した後に出る、わらを近所で牛を飼っている農家の方に引き取ってもらい、牛の餌として利用しています。また、その牛から排出される牛糞を分けていただき、有機肥料として田んぼに入れています。そのため加工されていない、そのままの牛肥を直接、土壌に投入しています。 もみがらや米糠、牛糞を投入することで、化学肥料を減らし、食味の向上を図っています。また、佐渡島に優しい農業を行なっています。